この頃は、ものを持たないように、人々は、なってきています。
ここ日本では、物を処分して、身軽にすることを「断捨離、ダンシャリ」といいます。
これは、とても、仏教の教え、が影響しています。
「断、ダン」これは、「煩悩、ボンノウ」を断つ。とされます。
「煩悩、ボンノウ」とは、とても難しいことばで、人々を悩ませることがら、です。これには、貧しさ、怒り、いやらしいこと、ただ惰性でいること、疑うこと、見てしまうこと。
色んな「煩悩、ボンノウ」があります。これは、「108」の煩悩、ボンノウ、「8400」の煩悩、ボンノウ、とも言われる。
色んな、誘惑があり、色んな思惑が、あり、色んな欲がある。
だから、このような、数えられないほどのものを、超えた者だけが、悟り、サトリ、とされる。
だから、このような境地、キョウチ、にだどり着くのは難しいとされる。
人は、それ、つまり、悟り、サトリを得る為に、人間の本能の食、つまり、食欲も、仏教では、断じる。
その為に、断食、ダンジキ、という、修行、シュギョウ、も存在します。
修行、シュギョウ、とは、悟り、サトリを求めて、仏、ホトケ、の教えを実践することです。
仏、ホトケとは、悟り、サトリを得た者とされる。
だから、ひたすら、人間であることも、否定するほど、「食」も断つ。
「断捨離、ダンシャリ」の言葉は、「シャリ」は、仏教では、「舎利、シャリ」とされ、漢字が違う、同音異義語です。
「舎利、シャリ」とは、聖者の遺骨とされる。
だから、仏教では、火葬なので、燃え残った「遺骨、イコツ」のようにされる。
でも、その物は、選(ヨ)りすぐられた、もの、です。
つまり、高貴なものです。
だから、そんな、仏教の教えを、現代の生活に、物を過剰に持つのは、優れたことでは、無い、選りすぐられた、物を少しだけ、持つ、こと、を勧めています。
だから、日本では、物を少なく持つ為に、物を捨てることを、「断捨離、ダンシャリ」と言っています。
「断捨離、ダンシャリ」。
現代の日本のブームの言葉です。
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