
今回は、薩摩切子のことを書いていこうと思います。お土産としては、高価ですが、見学するだけでも、とても楽しい所です。まずは、工房が一般公開されていますので、どうやって薩摩切子が、生まれるのか、見ていきましょう。

まず、ガラス素材を鉄の管の先にいれ、高温にて、息を吹き入れながら、膨らませていきます。


とても高温な作業で、危険も伴います。色んな器具で整形していきます。



全部の工程は今回は、していませんでした。手作業によって一つひとつ、作られます。一番大切な工程は、絵付です。

このように、熟練の技師が、丁寧に仕上げていきましす。

「島津紫」を発見!「島津紫」については、後からご説明します。


多くの過程を経て、薩摩切子は、仕上がります。

日本の色んなところに切子がありますが、「薩摩切子」は、紫色にこだわりがあります。
この紫には、歴史があります。従来の色は、マンガンやニッケルを調合して発色されていましたが、28代の斉彬の時代に、金とコバルトを調合することによって紫色を出すことに成功しました。
この調合により、透明感のある鮮やかな紫の「島津紫」の「薩摩切子」は、とても貴重なものになっています。





1,000,000円、2,000,000円するものは、絵付がデザイナーによってデザインされているので、お値段がお高くなります。薩摩切子は、元々お値段は、お高いですが、デザインされているので、ますますお高くなります。






良いものを見ることは、とても良いことです。島津家の販売する薩摩切子は、格式が高いので、お値段は非常に高いです。
今回は、薩摩切子と「島津紫」の美しさを堪能していただけたと思います。制作する工程も職人が丁寧に仕上げているので、安心できますね。
日本全国に切子はありますが、「島津紫」の薩摩切子は、とても印象に残りました。なかなか、購入するには、勇気のいるお値段ですが、見学するだけでも楽しいです。
オーダーできるようですので、注文して完成まで待つ楽しみもあると思います。
表紙の写真は、日本の文化庁に登録されている旧薩摩藩の工場の事務所で、登録有形文化財(第46-0005号)。現在は、それをスターバックスコーヒーがここで営業しています。私はここで、休憩しました。とても居心地の良い空間でした。