2021年、毎年清水寺で発表される漢字一文字があります。今年は「金」でした。確かに、新型コロナ禍で、人々は、困窮しているようなニュースがしきりに流れたが、個人資産は膨大に増えている。個人資産が、過去最高の1,072兆円。何処にも行けない資産家は、お金が益々貯まり、この株高で、大きく資産が増えた。
確かに、生活に困窮している人々も居ると思うけれど、統計は、このような結果です。だから、国は大きな負債を抱えているが、国民は、違う。資本主義は、時間と共に貧富の差が大きくなる。そんなシステムなのです。だから、人々は、資産が減ることに大きく怯える。
何故なら、資産を減らすと、二度と上の階級には行けない気持ちになる。資産を大きく持たない者は、不満を持つ。正に二極化になる。日本には、平等にするために相続税が有る。けれども、それは、金銭で資産を持つと、それは、いずれ、相続によって無くなることを本能的に感じる。
だから、上の階級は、資産を学力、つまり「教育」で残す。これは、多分、どの国であっても、同じだと思う。この「教育」は、個人の能力を伸ばして、社会的成功に導く、からです。このように、ある程度、資産を持つようになると、見えない相続が、行われる。これは、「教育」なのです。「教育」の大切さは、「教育」を受けた者は、分かるから、「教育」は、相続されていく。
「教育」の大切さの分かる人々は、特に熱心になる。そう、「教育」は、人格形成にも、重要で有るし、社会を勝ち抜く上でも、重要です。それに、ある程度の知能は、遺伝するから、社会格差は、広がっていく。これは、非常に不平等な現実なのです。だから、社会は、「教育」の機会を平等にする必要性がでる。この平等な機会を作ることは、非常に重要なのです。
何故なら、社会が安定する為には、誰でも、「教育」されていることが、必須だからです。社会を安定する為に、国家として、等しく「教育」を受ける機会は、作ることは、非常に大切なことです。このように、「教育」は、社会の在り方や、社会階級まで作ることになります。だから、「教育」の大切さをしみじみ感じた2021年でした。
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