「哲学」とは、物事を根本原理から統一的に把握、理解する学問です。
どこかで、スイスは、「哲学」が、必須だと聞いたことがある。
「哲学」なんて、自分には、関係無い、なんて思って居る、人も多いと思うけれども、これは、誤解です。
「投資家」や「経営者」には、「哲学」は、必須、だから。
随分と前に、「ダスキン」の本社前を歩いていた。
「ダスキン」は、掃除の会社の会社でもあり、ドーナツの会社でもあります。
身近な本社を見れる、会社だったので、印象に残っています。
会社の中だけではなく、会社の廻りもいつも掃除していました。
ですから、ダスキンの本社には、入ったことは、無いけれども、そこには、奉仕、ホウシ、の心が、感じられました。
奉仕、ホウシ、とは、献身的に、国家、社会に尽くすことです。
献身的、とは、自分を犠牲ににしてでも、他の為に尽くすことです。
日本には、こんな言葉があります。
「情け(ナサケ)は、人のためならず、ナサケハヒトノタメナラズ」
これは、思いやりは、他の人の為にするのではなく、めぐりめぐって自分のところに良いことが来る、という言葉です。
だから、このように、会社が、人を雇用している時間を社会奉仕に当てていたのです。
そして、会社には、哲学があります。
それは、社会に奉仕することは、会社に置き換えてみれば、製品やサービスのことです。
ですから、他の人を思いやることは、サービスや製品をより良いものを提供することによって、その人々は、幸せになり、それが、めぐりめぐって、会社の発展に繋がる、というものです。
これが、会社の基本原理です。
これは、「哲学」の入口でもあり、出口でもあります。
これをどう運営するのかは、その企業風土にもよりますが、より良い社会に奉仕、ホウシ、することが、最も重要である、ということです。
もし、それがうまくいかない時は、もう一度、考える、ことが、必要です。
そこには、時代背景や、その時の運もあるので、絶対とは、言えませんが、これは、時代を超えて、普遍の事実でもあります。
個人においても、これは、当てはまることで、国家、グローバルにおいても、当てはまることです。
「哲学」は、道徳が無ければ、できないことです。
他者(他の人)を自分に置き換えて、どうやって、人を幸せに、できるのか、考えることが、自分にとっても、相手にとっても、最も必要なことです。
人として、何ができるのか、真剣に考えるとそこには、真実が見えます。
時に、利害関係があり、衝突することもあると、思います。
ですが、悪いことをすれば、やはり、これはめぐりめぐって、自分に悪いことが起こります。
これは、金銭的問題ではなく、信用(クレジット)が無くなります。
これは、金銭が、無いより、最も悪いことです。
何故なら、この信用(クレジット)を失うことは、誰にも、信じられない、ことです。
ですから、道徳を学び、「哲学」を理解すれば、自ずと、目の前が、開ける、と感じています。
悪い人に騙されることもあると思います。
ですが、悪い人には、悪い人しか、集まって来なくなります。
良い人には、良い人が、集まってきます。
だから、「情けは人の為ならず、ナサケハヒトノタメナラズ」。
これを貫くのは、とても、行きづらい世の中です。
ですが、そんな簡単では、無いからこそ、そこにたどり着くと、良い人たちにめぐりめぐって、囲まれていると思います。
自分だけではなく、思いやる心を、持ち続ける、強さ、を培ってください。
今回は、「哲学」から、社会のあり方を、書きました。
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