Fast、ファスト、って言葉が、良く使われる。ファッションだったり、フードだったり、今度は、映画もあるそうです。歴史は、繰り返すと、言うけれど、まさしくそうだと思う。日本は、物作りで栄えた、「貿易立国」です。
その商品が、今や、高価なMade in Japanの製品は、希少なもので、少なくなった。海外に生産拠点を置き、安価な、物が多くなった。当然、経済は、需要と供給でなるから、日本は、デフレに悩む。その上に、少子高齢化が、あらゆる需要を減らすから、なおさら、デフレになる。土地の高騰なんて、このコロナのように二極化になるんだろうか?それとも、リモートワークで、あまりそんな事にも、ならないかもしれない。「物」は、そんな変遷がある。
今度は、「情報」が、その過程を辿っているような気配です。インターネットには、色んな「情報」があります。それは、くだらない「情報」もある。その中のファスト映画も、その部類でしょう。「情報」の氾濫です。「情報」が多いのです。人々は、当たり前のように暮らしているけれど、色んな「情報」があり、人との関係が浅くなった。だから、共通の話題なんて無い。だから、ありきたりな話題になる。
これは、以前は、ニュースだったりしたけれども、そのニュースも、多すぎて、人々は、希釈された「情報」にウンザリしている。人々は、「情報」に以前のようにお金を払わない。だって、その「情報」は、自分にとって、必要なものは、限られている。
映画だって、人気のあるものは、本が有って、映画になる。そこには、ちゃんと評価される作品です。これから起こるのは、「情報」の淘汰です。
こんな私だって、ブログをインターネットに出せるようになった。時に無駄は、楽しい。けれども、これからは、「情報」に「価値」が無ければ、なかなか、生き残るのは、難しい、と思う。「情報」は、整理され、利用できるようになって、初めて価値ある物になる。多分、私達の触れている情報は、ほとんどは、必要無い物だと思う。
100年先に残る「情報」は、洗練されている。今、古典が不要だとか、論議がある。けれども、長い年月を経て尚あるものは、選りすぐられています。良い商品、良い「情報」を見極め、使い分ける、スキルがそこには、必要とされている。「情報」の価値が、下落する時代、次に何が、トレンドになるのか、私には、断言できない。
私は、こう予想する。「体験」の時代。今、コロナで、その動きは、止まっているけれど、「情報」は、薄っぺらい。これからは、本物の「体験」が、世界の消費のトレンドになる、と思う。つまり、IT化し、時間があり、その余裕ある時間を「体験」に回せるようになる。アフターコロナ時代は、今、苦難になっている産業が栄える。そんな予感がします。「質の良い体験」ができる時代の時が、もうすぐやってくる。
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