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収入格差,学力格差|公立学校では学力が育たない深刻な理由Income disparity, academic ability disparity | Serious reasons why acade

以前、

って記事を書いたけど、これは、私が見てきた時代を綴ったものでした。

今や人口構成が変わり、色んな問題が新たに噴出している。政府は、大胆に政策を変えているし、長い月日がかかるけれども、それはそれで、いずれかの時点で効果はあると思う。

しかし、医療技術が進み、新生児や小児の死亡率が減少していく中、若い家庭が、子沢山の家庭を作ることは、非常に困難です。

こどもは、手がかかる。

政府も生産人口が減少しているから、女性が社会進出もできるように進めている。しかし、核家族が増える中、子供にどれだけ接することが、できるかは疑問です。

この矛盾が解消されないなら、若い世代は、子供は最小限にして働き、お金を子どもではなく、自分たちが使うようになる。

政府が、子育て支援とか、しているけれども、昔に比べて娯楽の多い現代において、子育てだけに多くの資金を回すことは、あまりない。


日本は、非常に教育費が高い。

確かに、中学時代、15歳までは無料である。

しかしながら、その後は、奨学金を借りるか、夜間学校で自分で働いて、教育費を賄うしかない。奨学金も、必ず返還しなければならない。無利子と利子付きがある。

私は、これを子供に利用したことがあるが、学力ではなく、世帯の収入で、これは決まるから、いくら優秀であっても、利子付きの奨学金しか利用できなかった。

その当時は、非常に政府も非常識で、国民年金を20歳以上は納付する義務があり、高額の学費がかかるときに、当時毎月、16,000円ほど、年金を納める必要があった。だから、非常に家計負担が多く、苦しかった。

年金基金に納めないと、年金をもらう資格が無くなってしまう。だから、高額の大学、大学院の学費を払うには、心細いので奨学金を支給してもらうことにした。

しかし、利子付きで、これは、学力に対しての評価では無かった。こんな奨学金制度では、優秀な学生は育たない。

平等、という、名の下に、多くの平均的家庭は搾取され続けている。日本は、平等、ってことにあまりに、こだわりすぎて、傑出した人材はこの頃は輩出できない制度が、ズラーっと並んでいるように感じるのは、私だけだろうか?

学生の年金ついては、あまりに過酷だとして、最近は改正されたが、私の世代は、このように子育て、年金と、あらゆる面で、冷遇され続けている。

日本は、平等、が基本なら、世代間格差をなくすべきなのです。しかし、大きな視点では、政府は、非常に不平等な行政を行なっている。

これは、行政が縦割りで、何もかも、省庁で運営され、大きな視点では運営できていないからです。

日本は、学費は、非常に高額です。平等、だから、公立学校のクラス分けも、平等に分けられる。決して、習熟度別、なんてことはしない。だから、公立学校は、荒れ果て、学校の教員は、心の病、の多い職業です。

だから、高い授業料を払ってでも、私立学校に行かせたい、と考えることが、教育熱心な高収入家庭では起こる。そうして、優秀な子供の数は減る。

お金のない家庭は、福祉に頼って、教育水準も、低くなる。

こうやって、日本も、米国のように、二極化がすでにある。

収入によってしか、学力は育たないのである。

そうして、ある程度の大企業にいれば、ある程度、収入は確保されるから、「我慢」してそこにいる。決して、自分に合わないからといって転職はしない。日本は、そうやって、大企業のサラリーマンも心の病が多いのです。

日本の一番の学校は、東京大学だけれども、その学生の家庭収入は10,000,000円以上である。昔は、貧しくても、優秀なら、色んな制度があって、学力をつけれたけれども、今はそうではない。

したがって、高収入家庭は、このことを十分理解しているから、学費のかかる子供の数を増やさない。

超富裕層になれば、これは、当てはまらず、子供の数は制限されないと思う。しかし、彼らは、海外留学で、学位をとることだろう。

中間層は、荒れた公立学校の義務教育期間を消化して、それなりの大学に進学する。能力があっても、公立学校は、平等、なので、その能力を十分発揮することは難しい。

塾など行くことを考えると、むしろ思い切って私立学校に行った方が、コストパフォーマンスが良い。公立学校でも、どれだけお金を塾にかけれるかで、その学力は違ってくる。

つまり、日本では、収入格差が、学力格差になっている。

平等、ってのが、日本の教育制度の根幹であるはずなのに、あまりに硬直した運営であるために、平等とは言えない、運営がされている。

本来は、金銭に恵まれなくても、能力があれば、それを伸ばすのが、教育の平等、だと思うけれども、そのような運営になっていないから、教員も疲れ果て、何度も言うけど、心の病、になる。

そういう同僚を見て、早期に学校の教員を退職して、アルバイトで学校教員をしていた人を私は知っている。授業を担当するのは、良いけれども、決して彼女は、クラス担当の仕事は、しなかった。

これも、自己防衛の一つだと思う。私は、子供は、能力によって、私学の使い方を変えた。やはり、良質な教育を受けるためには、私学は必要です。

私学に行けば図書館が充実し、私の子供は、1日1冊、本を読んだ。だから、本の購入費もかからず、非常に私学に入れて、良かった。私学の保護者もある程度、良識があるから心地よく、付き合うことができる。

公立の小学校の授業参観で、教員が保護者にコメントを求めたところ、見学している保護者のコメントが、みな、「良かったです」と同じ言葉を繰り返すばかりで、私が、違ったコメントを残すと、保護者たちがPTAの役員を押し付けてきた。

私は、体調が良くなかったので、断ったけど、それも、どうゆう理由であるか、詳しく説明を求められた。しかしこれは、個人情報でもあるし、無視した。それぐらい、公立学校は、親も無責任である。

仕事のため、つまりお金を必要としているから、PTAなんて、時間を奪われたくないのです。

それなのに、教員が、学期途中で、妊娠が分かり、途中、臨時教員になると知ると、その教員を無責任だと、批判する。これは、平均的地域の公立小学校での話であり、決してこれは、地域性の悪い公立小学校の話ではない。

このように、子供の学力と保護者の収入と資質は、比例する。

こうやって、二極化が進んでいく。

良い子供を育てるには、お金がたくさんかかる。これは、日本では、定着しており、これが子供の二極化にも繋がる。将来の、子供の収入にも関わることだから、これは、世代を超えて、続くのです。

本来の平等とは、こんなことではない。

日本に住んでいる人は、かなり税金を払っている。つまり義務を果たしている。権利がある。こんな無駄な教育制度なんて、税金を払う必要なんてない。

むしろ、公立学校を利用しないときには、税金を返してほしい。

大阪では、私学を公立並みのお金で行けるようだけれども、これはやめた方が良い。これは、日本維新の会のお膝の元である。

こんな歪んだことをすれば、国の規律が乱れるし、財政問題が出る。ただでさえ、高齢者は、冷遇されて大変なのに、これ以上、若い世代を優遇することは、不平等な制度である。

ここは、日本だから、日本政府と足並みを揃えることが、基本であり、こんな不平等な税金の使い方は、腹がたつ。

税金は、丁寧に使うことが非常に大切なのは、将来の行政運営に関わることで、これを未来世代に矛盾を残してはいけない。

色んなことを思いつくままに書いてみたけれども、日本に住んでいれば、どこかの文章で、そうだな、って共感を得られると思う。

今回は、ここまでです。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。


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