相続した田舎の不動産は土地境界線が確定していなかった
夫の相続した田舎の家屋は、見かけは良いが、土地境界線上に建物が建っており、今では、違反になる建物であった。そんな古い地域なので、土地境界線が確定していなかったのである。
本当は、土地境界線を確定する時は、土地境界線の相手と折半で費用負担する必要がある。けれども、高齢化の地域で、空き家だらけ、更地だらけ、の地域では、そういう費用折半なんてこだわっていたら、どうにもならない。
だから、全部、費用負担をして、境界線を確定させたのである。地域差とか、時期によって、違うと思いますが、私たちの場合、一辺70,000円だった。なので、3辺あったので、210,000円ほどだった。
双方、お互いに、地権者が顔合わせして、確認して、印鑑を押して、確認するのである。私たちは、地域の土地家屋調査士を探した。
どこも、金額は、変わらなかったけれども、役所に近い、良い仕事が来るようなところは、そっけなかった。多分、大型案件が多いのだろう。
そうして、私たちは、立地は、悪いけれども、親切なところを選んで、仕事を依頼しました。
これは、インターネットで、その地域の土地家屋調査士の名簿を探して、2つほど、見積もりを依頼したのである。
そうやって、古い土地境界線を確定したのである。
土地境界線が確定していない不動産のデメリット
この費用をケチっては、いけない。
不動産は、土地境界線がはっきりとしていないと、売買がなかなか難しくなるのである。
高齢化の地域なら、隣が空き家で、持ち主が分からなくなったりするから、なおのこと、急いだ方が良い。
土地境界線を確定した物件は、売買できるけれども、土地境界線の確定していない土地は、売買もできないか、あるいは、販売に苦労して、それこそ、無料のような値段になってしまう。
相続した田舎の不動産の周りには、そういう物件が、いっぱいあるようで、私たちに、どうやって、土地境界線を確定したのか、今、駐車場経営を委託している不動産会社が、話を聞きに、来たほどである。
もし、あなたのご両親が、古い地域の不動産を持っていたら、土地境界線を確定することは、急いだ方が良い、なぜなら、空き家になった不動産の持ち主と会えるかは、分からないからです。
土地境界線トラブルが起きたらどこに依頼するのがベストか?
私たちは、土地境界線を決定しました。
土地境界線に共有壁が、一辺ありました。この共同壁が、相手側が、壁を強化することなく、直接ブロック塀に盛土をしていたことで重みがかかり、それが原因で、共同壁が崩れそうになったのである。
私たちは、すぐに、土地境界線をお世話してくださった土地家屋調査士に連絡しました。
相手側は、個別では、話を逸らすだけで、何も、対応してくれなかった。
それで、土地家屋調査士でも、係争に詳しい方を紹介くださりました。
これは、土地のことなので、弁護士に頼む人も多いけれども、弁護士は、土地の知識が少ないので、土地家屋調査士の係争までしている方に、頼んだ方が、スムーズだと、言われました。
土地境界線トラブルを解決する準備
私たちは、土地家屋調査士の係争まで扱っている先生のところで、まずは、簡易裁判所に申し立ての準備をしました。
アドバイスを受けながら、何度も、遠方の不動産に通いました。
写真を撮ったり、いろんな書類を作るために労力が必要でした。
指導されたアドバイスに従って、書類を編集して提出して、簡易裁判をしました。
簡易裁判所のシステム
直接、相手とは、対面することはありません。
お互い別室で、意見を言って、これを裁判官に伝えて、また、相手の話を伝えてくださるシステムです。
基本は、話を擦り合わせていく感じなので、これは、争いではないです。
持ち帰りますが3回
お金のかかることなので、相手は、この話を持ち帰ります。と3回答えました。
先生の話では、初めの1回で解決することが、多くを占めるとのことでした。
けれども、私たちは、やっと3回目で、この話がまとまりました。
共同壁にせずに、お互いに、壁を作ることで、合意しました。
簡易裁判所では、これを執行する期限まで、決めてくれます。
土地境界線トラブルが解決するまで6ヶ月
やっと解決した土地境界線トラブル。
お互いにお金がかかる事案でしたが、これは、放置できない問題なので、解決できてよかったです。
土地家屋調査士の先生からは、「この土地は、売買できますよ」って言われました。
土地境界線が、曖昧なら、早めに、解決しておきましょう。
これは、土地の価値に影響するからです。
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