日本では、5月の第2週目の日曜日は、母の日、と言って、お母さんにプレゼントを贈る、習慣があります。
その母の日にお決まりのパターンがあります。
それは、カーネーション(花)をプレゼントします。
私は、プレゼントやお祝い、を派手にしたり、しません。
そこには、母の強烈なほどの金銭感覚が、受け継がれています。
母は、商売人の家に生まれています。
私は、幼い時に、お小遣いを貯めて、カーネーションを、プレゼントしました。
初めてのことで、ドキドキ、していました。
そうすると、母は、「これ、私のお金で、買ったのね。」と、言い放ち、ありがとう、の一言もありません、でした。
確かに、お小遣いは、家庭から、もらったものでした。
それも、一年で、カーネーションが、一番、お高い、時期です。
ここまで、言われると、とても、毎年、お祝い、なんて、できない。
こんなことも、ありました。料理が、したいので、オーブンを買ってもらいました。
そうすると、母は、誕生日やクリスマスになると、ケーキを焼くように、いつも、私に言います。
そして、わずかな予算で、ケーキを作ることしか、できないほど、予算は、削ります。
ですから、クリスマスシーズンの、お高いイチゴなんて、とてもじゃないけど、買えません。
ですから、缶詰のフルーツを買って、チェリーや、パイナップル、ピーチなど、色とりどりにして、なんとか、作っていました。
そして、お正月(一年の始まりを日本は、オショウガツと言って、お祝い、します。)になると、又、指示が出ます。
鯛の姿焼き、を作るように、言います。
鯛を串に刺して、踊っているようにして、オーブンで、毎年焼いていました。
鯛の姿焼きは、お高い、です。ですから、自分で作って節約していました。
お誕生日お祝いなんて、小さい頃は、していたけれど、ケーキを焼くのも、もう、どうでもよくなりました。
イチゴのお高い時期に、手作りのケーキにイチゴをのせるのは、不経済、だと思います。
そんな、経済感覚が、身についています。
小さな節約は、後の、大きな成長になります。
工夫をして、いかに、楽しむのか、そこには、知恵が生まれる、原点、が、あります。
カーネーションは、とても育てやすい、お花です。
タネを買って、たくさん、咲かせるのも、ステキだと思います。
知恵を使って、より良い、暮らしにしたいですね。
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